【管理者向け】
有給休暇やその他休暇を平均賃金で支給することが可能です。
平均賃金は過去3か月の賃金総額÷暦日数で計算されますが、
最低保障賃金(過去3か月の賃金総額÷勤務日数)×0.6のほうが高ければ最低保障賃金額で支給されます。
(4月に利用する有給休暇、その他休暇を平均賃金で支給する場合は、1月、2月、3月度の賃金総額で平均賃金を計算します。)
※端数処理は次のようになっています。
平均賃金日額(平均賃金の単価)、最低保障賃金日額(最低保障賃金の単価)→切捨て
有給手当、休暇支給の支給金額→四捨五入
平均賃金を利用するには、以下の設定を行います。
・勤務休暇区分------------支給対象の指定や、平均賃金計算の設定を行います
・手当------------------------平均賃金計算に含める手当を指定します
・スタッフ労働条件------有給休暇などの支払いに平均賃金単価を利用するか設定します
勤務休暇区分の設定
勤務休暇区分の設定で平均賃金で支給する勤務休暇区分、平均賃金を計算する際の暦日数に含む勤務休暇区分を設定します。
- 勤怠ー勤務休暇区分設定をクリックします。
- 有給休暇の場合はタイプを年次有給休暇、所定内対象区分を対象外、平均賃金の支給対象を対象で設定します。
有給休暇以外の休暇を平均賃金で支給する場合は、タイプは休暇、平均賃金の支給対象を対象で設定します。
有給休暇の場合
有給休暇以外の休暇の場合
- 平均賃金の支給対象を対象を選択すると支給率の設定ができます。
平均賃金の6割で支給する場合は60%で設定します。(60%で設定した場合、平均賃金と最低保障賃金それぞれ6割の金額で高い方が支給されます)
- その他の利用している(有効にしている)勤務休暇区分を平均賃金を算出する際の暦日数に含めるかどうかを設定します。
含まないで設定すると平均賃金を計算する際の暦日数からその勤務休暇区分の日数が除外されます。
- 更新をクリックします。
手当の設定
平均賃金を計算する際の賃金総額に手当を含むかどうかを設定します。
- 給与ー手当・控除設定をクリックします。
- 利用している手当を平均賃金の計算に含めるかどうかを設定します。
- 手当の名称をクリックし設定します。
この手当を平均賃金の計算に含めないで設定した場合は、平均賃金を計算する際の賃金総額から除外されます。
- 更新をクリックします。利用開始年月度は現在の月度より2か月の範囲内での設定となります。
スタッフの労働条件の設定
平均賃金で支給する対象のスタッフを設定します。
- 給与ー給与手当等一括設定をクリックします。
- 平均賃金で支給する給与の支給月、支給日で検索します。
- 給与を選択し、平均賃金の給与計算に利用はするを選択します。
- スタッフの左端にチェックが入っていることを確認し保存をクリックします。
勤務実績の登録
平均賃金で支給する勤務区分を登録する時は時間の入力は不要です。
時間を入力しても平均賃金で計算された金額が支給されます。
給与明細
有給の場合は有給手当、平均賃金で支給するその他の休暇は休暇支給の項目に金額が表示されます。