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残業の計算(月間変形労働時間で計算)

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2 years ago 更新

・月間変形労働時間で計算

日ごと、週ごと、月ごとの3段階で残業計算を行います。
業務の繁閑に合わせ、日ごと、週ごとに所定労働時間の設定が可能です。
(日ごと・週ごとの所定労働時間はシフトで登録された時間が基準となります。)
変形労働制では日8時間、週40時間の法定労働時間を超過した所定労働時間とすることができ、
業務内容に合わせたより柔軟なシフト作成、残業計算が可能となります。

 


月間変形労働時間で計算する場合は、週の起算曜日を週次開始曜日または、月度開始曜日から選択してください。

週次開始曜日を選択する場合は、開始曜日を設定します(初期値は月曜日になっています)。
設定手順については、こちらの記事をご確認ください。

週40時間法定労働時間日割
月初、月末の週の起算曜日から7日に満たない週の週の残業時間計算を日割した法定労働時間を使うかどうかを設定します。
週起算曜日の設定を月度開始曜日で設定している場合は、月初の第1週は常に7日となるため週の法定労働時間は日割りされません。



週法定労働時間40時間の日割した時間以下の通りです。


月間変形労働時間の残業時間集計の流れ

  1. 1日ごとの計算
    各日の所定労働時間(シフト時間)もしくは法定労働時間8時間を超えた分を法定外残業時間として計上します。

    【1日の所定労働時間が法定労働時間8H以下の場合】
     8時間を超えた時間が法定外残業時間

    【1日の所定労働時間が法定労働時間8Hよりも長い場合】
     所定労働時間を超えた時間が法定外残業時間

    【シフトが登録されていない日】
     8時間を超えた時間が法定外残業時間

    <計算例>


  2. 週の計算
    週合計の所定労働時間(シフト時間計)もしくは法定労働時間40時間を超えた分を法定外残業時間として計上します。
    ポイント:所定労働時間計と法定労働時間計40時間を比較して長い方を残業計算に使います。
         その際、日の計算で計上された法定外残業時間は除いて計算します。

    【週所定労働時間が法定労働時間40H以下の場合】
     40時間を超えた時間が法定外残業時間
     週の労働時間 - 日ごとの法定外残業時間計 - 週の法定労働時間40時間

    【週所定労働時間が法定労働時間40Hよりも長い場合】
     週の所定労働時間を超えた時間が法定外残業時間
     週の労働時間 - 日ごとの法定外残業時間計 - 週の所定労働時間

    <計算例>


  3. 月の計算
    月の法定労働時間(所定労働カレンダーで設定)を超えた時間を法定外残業時間として計上します。
    ポイント:月の法定労働時間だけを残業計算に使います。日や週のような所定労働時間と法定労働時間の比較はありません。
         日・週の法定外残業時間は月の残業計算には含みません。

    【月の法定外残業時間】
    月の労働時間 - 日ごとの法定外残業時間計 - 週ごとの法定外残業時間計 - 月の法定労働時間

    <計算例>


  4. 最終的に、1~3の残業時間を足した時間がその月の残業時間計となります。


月間変形労働時間を使用時は、シフト登録画面に予定労働時間と法定労働時間が表示され、
法定労働時間を超えないように確認しながらシフト作成を行うことができます。
シフトの作成については、こちらの記事をご確認ください。

また、月間法定労働時間を使用する場合は、シフト月別画面、勤務実績画面に検索オプションが追加されます。
詳しくは、こちらの記事をご確認ください。

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